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どんな時に助けてくれる補償?
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この保険の内容は?
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修理費でモメた事がある
さて今回は対物賠償の守備範囲を拡大するコチラを紹介します。
対物超過修理費特約
我々は「対物超過」と呼んでおりますので、以降は「対物超過」で書きます。
その前に、まず時価額の説明から!
時価額とは、そのモノの現在の価値です。
使用期間、消耗分、劣化が著しいなど、当時は高く買った自動車でも
現在は価値がゼロに等しいという事もあります。
いくら対物賠償保険を無制限にしていても、時価額以上の保険金は出ません。
しかし相手の車の修理費が、時価額以上になってしまう事があります。
対物保険金だけでは足りない・・・自腹しかない・・・お金ない・・・
こんな時に助けてくれるのが、この対物超過です。
時価額を超える修理費部分に対し、過失割合を乗じた金額が補償されます。
例:時価額20万の車と事故
過失割合 自分8:2相手 修理費 50万
対物賠償からの保険金
時価額20万 × 過失8 = 16万
対物超過からの保険金
修理費50万 - 時価額20万 = 差額30万
差額30万 × 過失8 = 24万
対物保険金16万 + 対物超過保険金24万 = 保険金合計40万
という計算になります。
この対物超過を付帯していない場合、対物賠償からの金額のみで終わりです。
差額は自腹になります。恐ろしいですね。
※対物超過には限度額が御座います。
補償もすばらしいですが最大のメリットは、
修理費でモメる可能性が大幅に低くなるという事でしょう。
現在の自動車は色々な装置があり、構造も複雑になってきております。
当然、修理費用、部品交換も高くなってきております。
他人さまに迷惑をかけた場合でも、守備範囲の広い補償内容にするのが良いと思います。