荷箱の種類
街中でよくごみ収集車を見掛けますよね。結構、興味深く見ている人が多いんですが、このごみを積込む箱は2種類あるんです。よく聴く名前としては「プレス式」と「回転式」という2種類になります。
プレス式
「プレス式」は圧縮式とも言われたりします。ごみを投入する部分に「プレスプレート」という板状のもので、いったんごみを破砕することにより1次圧縮を行って、更に破砕したごみを奥へ押し込む2次圧縮によりごみの積込みが完了します。これらの圧縮により箱の容積を無駄にしないでごみを積込むことができます。だから、産業廃棄物や燃えないごみに使われることが多いのです。
回転式
「回転式」はごみを投入する部分に「回転板」があり、その回転板でごみをかき上げて、箱のなかにごみを押し込んでいきます。硬い材質のごみは回転板が損傷したりしますので使用できない一方、圧縮しないので生ごみなどの汚水は「プレス式」よりも出てくる量は少ないです。従って「回転式」は一般ごみに使われることが多く、札幌市では「回転式」の事業用の生ごみ専用車もあります。
押し板式、ダンプ式
この他の種類では「押し板式」「ダンプ式」と箱をダンプするか、あるいは箱をダンプしないで押し板を使う二つのタイプがあります。この他にも仕様がいくつかあり、ごみ収集車は意外と奥が深く、「プレス式」「回転式」それぞれによって、作業員積込む技術力があります。特に「プレス式」ではその技術により積込む量が異なったり、危険が発生したりします。