今日は「カラス」のお話、第3話です。
皆さん、何故カラスが嫌われると思いますか?色?姿?鳴き声?嫌われているけれど、なぜ嫌われているのかって、よく考えてみたことがありますか?
一方、「スズメ」はどうでしょう。調べてみると、「スズメ」の好物はイネ科の植物で、人間が出した生ごみやパンくず、お菓子などを食べるそうです。アレ?!アレレ???
これって、カラスと同じではないですか!?
なんと、スズメの「フン」には、菌が大量に含まれていて、「人」に感染症やアレルギー症状などの健康被害をもたらす危険性があるそうです!農作物では、イネやムギなどの穀類、ホウレンソウやコマツナなどの種子も食べるので、被害は一年中に及ぶそうですよ。
でも、「スズメ」のネタ話よりも、「カラス」のネタのほうが多いと思いませんか?私の世代では、子どもの頃に親しんだ童謡「七つの子」や「夕焼小焼」など、歌詞にはカラスの生き生きとした姿が描かれています。
作品の世界では「憎きカラスめ―」というイメージより、愛らしいイメージをもたれる方は少なくはないのではないでしょうか!?この歌が作られた時代は、のどかな故郷の風景だったのでしょうね~。
そんなカラスが嫌われ者になったのは、人がそういう環境を作り出したからではないのでしょうか。
経済産業が発達し物が増えていく中で、ごみも増え、そのごみに群がるカラス達。。。。
都市開発が進み、森や林が少なくなり、森よりも都市の方が食べ物も豊富で、暖かい場所になりました。カラスが都会に集まって来るのもカラス側からみれば当然のことなのでしょうね。
カラスの子育ても人と同じで、食料を集めやすい都会で公園や庭などの木に「巣」を作っているようです。これも自然界で生きていく鳥であれば当然のことなのでしょうね。
私達は、「自分の視点」から見て良い・悪い、好き・嫌いという感情をもってしまいがちですが、いつもと違う視点で見ると、意外に違う世界が見えてきますよ~。(これはカラスに限らず!)
試しに、あなたが「カラス」になったとして、住む世界を見渡してください。
どんな世界が見えますか~?カラスの視点で見るって、どんな感じでしょうか。
考えてみると何か発見があるかも知れませんね。