【千香子の闇夜の部屋 vol.22】
第一章 株と相続・事業承継
今回からは、事業承継に関わる相続の話をしていきたいと思います。
一見、経営者の方に特化したシリーズに見えますが、企業継続は社員とお取引先様に影響がある話です。経営者ではない方でも転ばぬ先の杖としてこれらの情報に興味を持って頂けると幸いです。
特に、今働いている会社の経営者が高齢であるなど、事業承継について不安を感じている方には参考になるかと思います。是非お付き合いくださいね。
◆第一項 「後継者を誰にするか?」(1)
令和5年6月27日に中小企業庁でまとめ、総務省・経済産業省が公表した中小企業数の発表の結果では
2014年7月1日時点 380,9万社
2021年6月1日時点 336,5万社
44,4万社の減少となっています。
その内訳では倒産数より「休廃業・解散」が2006年以降増加しています。
この背景には経営者の高齢化・後継者が決まらないことが大きな理由になっています。
「休廃業・解散」なんて働いている社員の方も他人ごとではないですよね。
中小企業の減少は私たち生活に少なからず影響が出てきます。
そこで「事業承継と株」という難しい課題をお伝えしていこうと思います。
では、後継者を誰にするかを決めるのか?選択肢として次が挙げられます。
- ①子供 ② 親族 ③ 従業員 ④ M&A
上記選択肢にはそれぞれメリット・デメリットがあります。次回はそれぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。