私たちは食べ物に含まれる栄養素をエネルギー源として生命活動を営んでいます。それには食べ物を口の中に入れ、食べ物を嚙み砕きながら、飲み込みに適した塊にし、さらに食道へ移送させるという一連の流れが必要です。
この流れに欠かせないのが唾液や、喉や舌の筋肉の動きです。唾液の分泌量が減ったり、喉や舌の筋肉力が低下すると、スムーズに食べ物を飲み込めず、せき込んだりしやすくなります。
時には、食べ物と一緒に細菌やウイルスが気管から肺に侵入し誤嚥性肺炎を発症することもあります。
年を重ねると、唾液の分泌量の減少や、喉や舌の筋肉の衰えが見られます。しかし、喉と舌の運動で衰えを抑えることは可能です。
美味しく食事をすることは人生の大きな楽しみです。
いつまでも自分の口から食事ができる生活を維持したいものです。