北海道も近年、夏は非常に暑くなる日が増えています。日によっては、東京の最高気温を超える日もあるぐらいです。もし、そんな日にエアコンが効かない状態になってしまったら・・・考えるだけでゾッとしますね。エアコンの不調は、最悪の場合、運転中の集中力を低下させ、安全運転にも支障をきたす可能性があります。そのためにも事前に点検することがとても重要です。
エアコンが効かない!そんな時、まず確認すべきこと
車のエアコンが効かなくなってしまった場合は、専門家(ディーラー、自動車整備工場、カー用品店など)の修理が必要になってきますが、ご自身で確認できることもあります。
チェックポイント① コンプレッサの作動音チェック
まずは、エアコンのスイッチを入れた時にエンジンの方からコンプレッサの動く音がするかを確認してみましょう。
車のエアコンは、エンジンを利用してコンプレッサーという部品が作動し、冷たい風を送り出します。
エアコンのスイッチを入れた際に、エンジンルームからコンプレッサーが動く音がするかどうかを確認してください。コンプレッサが動く時一般的に「ウィーン」といった音がしますが、これが聞こえない時には修理が必要です。
コンプレッサーが動いているにも関わらず、エアコンの効きが悪い場合は、別の不具合が考えられます。次をチェックしてみてください。
チェックポイント② エアコンガスの確認
次に、エアコンガスが不足していないか?を確認します。エアコンガスは、複数の部品(アルミ管やゴムホースなど)の連結部分から、走行中の振動などによって次第に抜け、段々と不足していきます。一般的に、1年間で10~30g程度ほどガスが抜けます。
また、エアコンガスは水分やほこりなどを吸収しやすく、汚れてしまうとエアコンの冷却性能を低下させる原因となります。そのため、定期的な点検と必要に応じた補充が大切です。
チェックポイント③ 車のエアコンフィルターの交換
車のエアコンから嫌な臭いがする、ということはありませんか?放置しておいても良くなることはありません。メンテナンスを怠ると嫌な臭いが発生したり、エアコンの効きが悪くなったりします。嫌な臭いの発生を抑えて快適なエアコンの効きを維持するためには、エアコンフィルターの定期的な交換が大切です。
エアコンフィルターは外気を車内に取り込むときに、花粉や黄砂、ホコリなどを取り込まないようにろ過をする役割があります。また、これは消耗品ですので定期的な交換が必要です。
交換せずに使い続けるとフィルターが目詰まりをして、フィルター内部にカビが発生してしまう恐れがあります。
エアコンフィルターを交換するには、特殊な道具は必要ありません。
グローブボックス(※)を外して、エアコンフィルターのケースを開けてエアコンフィルターを入れ替えるだけです。
※グローブボックスとは、助手席前にあるふた付きの収納のこと。車検証などを入れる場所としてよく使われている収納ボックスです。
エアコンフィルターの交換時期は、1年に1度を推奨しています。まずはぜひご自身でやってみてください。
少しでも違和感があれば、お気軽にご相談ください
本格的に暑くなる夏場のエアコン不調は非常に危険です。
エアコン動作に関する「臭い」「異常音」など、少しでも違和感を感じられたり、ご不明なことがあるときは、当ブログからもお問い合わせを受付していますので、下記よりお気軽にご相談ください。