「カラス」のお話、第4話です。
「カラスは人を襲う!」「凶暴な鳥、カラス!」って思っていませんか?
では、この質問はどうでしょう。「カラスは何故人を襲うの!?」。
カラスの立場から考えてみると・・・うーん、どうしてでしょうか!?やっぱり“凶暴な性格だから”なのでしょうか。
私が調べたところ、カラスは人へ攻撃することはごく稀で、長い時間続けることはないそうです。凶暴だから、というわけではないようですよ。
では、どんなときに攻撃をしてくるかというと、カラスの夫婦が「我が子を守るため」にするそうなんです。カラスは基本夫婦で生活し、生涯添いとげると知っていましたか?夫婦愛が強いのですね♪
子育も夫婦でするので、子煩悩なカラスの夫婦は愛しい我が子が「危険だ!」と察知した時に人間を攻撃するんだそうです。
子育て真っ只中のカラスの巣に人間が近づいたときに攻撃をするだけですから、巣に近寄らなければ襲ってくることはないようですね。
言葉を発することができないカラス。攻撃するときにも、カラスなりの理由があったんです!
親であれば、人間・動物に関係なく子どもを守るものなのだと感心します。
ちなみに、カラスの繁殖期は3月~7月頃です。特に4月~6月の子育ての間は注意が必要だそうですよ。巣を中心に50~100メートルがカラスの縄張りなので、木が多い場所、ベランダや歩道橋などの高い場所には注意してくださいね。
これからの季節は巣ごもり、冬ごもりのシーズンですが、春先はぜひカラスの「巣」にも目を配ってみませんか? きっと、もっとカラスが可愛く見えてきますよ!