最近、気温も下がり秋の訪れを感じていますが、北海道は秋の期間が短く、あっという間に冬の季節がやってきます。そんな時、冷えの対策は万全でしょうか。冷えはちょっとした不調と思いがちですが、実は万病のもと。癌、脳血管障害、心疾患などを多くの病気の根源に「冷え」があるのではないかと注目されています。
冷えの自覚症状や生活環境は人によって違うので、自分の毎日の生活の中から自分に合った対処法を見つけることが大切です。
簡単にできる「身体を温める方法」
簡単で長く続けられる方法は、起床後に1杯の白湯を飲むことです。体の芯から温まります。冷たい飲み物は一気に体を冷やして、なかなか体が温まりません。腸が冷えると全身の活動が低下し、体調はマイナスに傾きます。こうならないように飲み物や食べ物は胃腸を冷やさないものを選び、温かく過ごしましょう。
体温は、いまの体の状態をわかりやすく表してくれるバロメーターです。発熱時にしか体温計を使わないという方も多いと思いますが、日頃から体温計を身近に置いて活用すると自分の普段の体温がわかり、体調管理に役立ちます。
体温を測るおすすめのタイミング
体の温度には、皮膚の温度と深部体温の2種類があります。皮膚の温度は寝ているときには上がり、朝になると下がってきます。一方、深部体温は寝ているときは下がり、朝になると上がってきます。体の温度はこのように違いがあるため、体温は、この2つの温度がちょうど交差するときに測定するのが良いのです。起床後は食べたり飲んだりする前に、夜は布団に入る直前がよいと言われています。体温は測定時の条件をきちんと揃えることが体調管理の大事なポイントです。是非、起床時や就寝前などの測定習慣をつけてみましょう。